北朝鮮：北朝鮮は、中国とレアアース鉱業権に関する取引を行う意図がある

　北朝鮮は、同国の電力不足問題を解決するため、中国企業が北朝鮮で太陽光発電所を投資・建設することを中国に提案した。代わりに中国側は、北朝鮮北部にあるレアアース鉱山の採掘権を取得することができる。中国・瀋陽の北朝鮮政府役員は、「現在、中国・北朝鮮外交関係樹立70周年を迎え、中国企業にとって北朝鮮に投資する良い機会でもあり、中国側とも話し合いやすい。中国政府からも国家経済の成長に関する助言も出して誘致している」と述べた。情報関係者の話によると、北朝鮮当局は、今度の70周年記念の好機を非常に重視し、中国に特使を派遣している。中国側からの投資を獲得するために北朝鮮中央委員会は中国の取引関連企業に対し今回のチャンスを掴むよう働きかけたいとしている。関係者の話によると、商談会議では両者がそれぞれ交渉カードを出しており、中国側は北朝鮮で太陽光発電所を投資建設すれば、平安北道鉄山郡（Cholsan）におけるレアアース鉱山の採掘権を取得し、採掘した鉱石は中国側が回収する。用地は平壌のような内陸地域で電力供給2.5百万kW/日の太陽光発電所建設には2.5bUS$程度かかる見通し。