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豪:豪連邦政府、環境保護・生物多様性保全法の見直しへ
2019年10月29日付けのメディアによると、豪連邦政府は10月29日、環境保護・生物多様性保全法(EPBC)において10年に1度行われる見直しを開始した。EPBCは1999年に制定された法律で、今回はその2回目の見直しとなり、環境関連規制の整理及び時間を要する官僚的手続きを改善することが目的となる。Sussan Ley連邦環境大臣は「EPBCが複雑なことにより、意思決定が不必要に遅れ、結果よりプロセスに重点が置かれている状況である。EPBCの意思決定遅延で生じるコストは年間に300mA$と見積もられており、事業主と環境グループのどちらも失望させている」と述べた。豪州鉱物資源評議会(MCA)や豪州鉱業探鉱企業協会(AMEC)は本見直しを歓迎し、MCAは「本見直しは高い環境基準を維持した上で事業の確実性を向上する重要な機会だ」とコメントした。本見直しは約1年間を掛けて行われ、2019年11月に審議文書が作成され、2020年6月に草案、同年10月に最終案が発表される予定である。
