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チリ:国内5大銅鉱山・企業の2019年1~9月生産量が5%減少
2019年11月8日付け地元紙は、国内5大銅鉱山・企業であるCODELCO、Escondida銅鉱山、Anglo American Sur社、Collahuasi銅鉱山及びLos Pelambres銅鉱山の2019年1~9月生産量が、前年同期比5%減であったと報じた。
減少幅が大きいのはEscondida銅鉱山とCODELCOで、Escondida銅鉱山については8.4%減の870.4千t(前年同期950.9千t)、CODELCOは6.7%減の1,208.9千t(前年同期1,296.2千t)であった。Anglo American Sur社も1.7%減、Collahuasi銅鉱山も0.1%減であった。唯一、Antofagasta社のLos Pelambres銅鉱山のみ4.9%増の280.2千t(前年同期267千t)であった。
この原因は、CODELCOについては2019年2月の雨が影響し、まだ完全復旧には至らず操業に影響している他、2019年6月に発生したChuquicamata銅鉱山の労働組合によるストライキ、鉱石の品位低下等による在庫増等も原因となっている模様である。
Anglo American Sur社のLos Bronces銅鉱山は、チリ北中部における水不足が原因でプラントの稼働率が低下していることが原因とみられる。
