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豪:Neometals社、リチウムイオン電池リサイクルのパイロット試験で高純度の硫酸コバルトを回収
2019年11月8日付けのメディアによると、豪Neometals社はドイツのコングロマリットであるSMS Groupと権益比率各50%で実施するリチウムイオン電池(LIB)リサイクルJVにおいて、加SGS Canada社が有するLakefieldのプラントでパイロット試験を行い、純度99%以上の硫酸コバルトを回収することに成功した。パイロット実験では、使用済み商用LIB2.3tを粉砕後、正極と負極の混合物(Black Powderと呼ばれる)980kgから湿式製錬にて原料金属を回収し、高純度化学品への精製まで行い、コバルトの回収率は目標を超える98%以上となった。すでに回収試験が実施された銅、マンガンに加えてコバルトの回収が行われたこととなり、今後硫酸ニッケル、硫酸リチウムの回収試験が開始される予定である。
