チリ：各大手鉱山企業、中小企業支援策を表明

　2019年11月20日付け地元紙は、チリ国内の大手鉱山企業が、10月中旬から発生している社会抗議活動の影響を受けた中小企業に対する支援策を表明したと報じている。
　Baldo Prokurica鉱業大臣は、中小企業ひいては各世帯への支援を継続するというPiñera大統領の公約に基づく、各社によるこうした中小企業支援策の意義を強調した。
　各社の支援策は以下のとおり。
・Collahuasi銅鉱山：Tarapacá地区の全地元取引先に対し現在の30日以内の支払いに代わる14日以内での支払いを実施、地元の中小企業支援のため2bCLP（チリペソ）の基金設立、最大3mUS$の契約保証票に代わる保証規定
・Candelaria銅鉱山：地元・中小取引先に対し総額1.3bCLPの前払いを実施、150企業が裨益を享受
・Antofagasta Mineral社：Antofagasta州全土での新規従業員採用を実施、2019年12月には地元納入業者に対する新たな指針を発表予定
・BHP：近日中に地元中小企業への支援策の詳細を公表予定
・CODELCO：Calama市にて、新規地元契約先発掘のためマッチングを実施
・Anglo American：経営改善、販売強化に係る起業家のアイデアを募集中