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チリ:SQM社の2019年第3四半期純利益が対前年同期比27.5%減少、リチウムの供給過剰は2020年も継続と予想
2019年11月20日付け地元紙は、SQM社の2019年第3四半期の純利益が対前年同期比27.5%減の60.5mUS$となったと報じている。
また、総収益は473.1mUS$で、市場の予想より4.9%低く、対前年同期比12.9%の減少となった。リチウムの販売価格は、同社目標の10,000US$/tに近い9,955US$/tを達成したが、前年同期比39.4%の下落となっている。同社は、需要の伸びの遅れに対し供給過剰の状態となっており、中国の電気自動車市場の成長により同国への販売量は伸びたが、販売製品の品質が低く、価格が低下したことが販売額の下落の要因となった、と指摘している。また、この供給過剰の状態は2020年も継続し、価格に影響を与えると予測している。
同社は、2019年通年のリチウム販売量47千tを達成できるよう引き続き努力する、と述べている。
