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チリ:政府、2020年1月に新たな廃滓管理基準を発表予定
2019年11月25日付け地元紙は、2019年9月から鉱業省が中心となって結成したワーキンググループにて、設計・建設・操業・廃滓堆積場閉鎖の承認に係る大統領令第248号の改正を議論していると報じている。同ワーキンググループには、学界、水資源総局(Dirección General de Aguas:DGA)代表、SERNAGEOMIN代表らが参加している。
世界的な傾向に倣い、チリ鉱業省では化学的・物理的な廃滓管理に係る現行の規制基準を改め、2020年1月、新たな規制を設けることにしている。この新規制の柱は、操業に係る安全管理により、廃滓堆積場のある地域住民の安全、環境への配慮、処理時間の削減、水資源管理の改善等を行うものである。鉱業省の説明によると、例えば、物理的な廃滓管理基準については、廃滓ダム崩壊の危険性やそれが周辺住民に与える影響の低減、化学的な廃滓管理基準については、地域の水資源汚染に係る危険の低減を目的とする。
