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チリ:Prokurica鉱業大臣、鉱業投資への保証と海外投資家からの指摘に言及
2019年11月26日付け地元紙は、Prokurica鉱業大臣が、国内鉱業への投資に対し保証を行う考えを示した他、海外投資家からの批判をかわす発言を行ったと報じた。
国内の銅生産企業は、国内で1か月以上も続く社会抗議活動の影響下にさらされており、一部企業幹部がこうした活動や税制改正に対し懸念を表明している。これについて同大臣は、多くの企業が状況の経過を注視し、意志決定や新規投資に影響が出ていることを認識しているとした上で、「チリは今、法制度を使ってこうした問題を解決しようとしている、現行プロジェクトだけでなく新規投資の安全や確実性確保に向けて可能な限りのことをしたい」と述べた。
また、米国の国際金融家Robert Friedland氏が、銅事業において「DRコンゴは投資に最も適した国、チリは最悪の国」と述べたことに対し、同大臣は「彼はチリを知らない、チリには鉱業投資を保証してきた長い歴史があり、この1か月間は投資家にとって難しい状況にあるが、世界の中でも投資に最も魅力ある国」と述べた。また、この1か月間の鉱業活動においてわずかな混乱は生じたものの大半の企業が通常操業・生産をしていることを指摘し、「チリはDRコンゴより安定しており、明確かつ恒久的な法規の歴史もある」と述べ、同氏の批判をかわした。
