ロシア：連邦独占禁止局、Kupol Ventures社のChulbatkan金鉱床買収を許可

　2019年10月29日付けの地元報道等によると、連邦独占禁止局は、Chulbatkan金鉱床（Khabarovsk地方）のライセンスを所有するTretya GGK社の権益100％取得に関するKupol Ventures社（加Kinross Gold社傘下）の申請を承認した。
　同局の決定は、「申請された取引は競争の制限をもたらすものではない」としている。申請書は8月22日に提出され、承認決定は10月18日付けである。
　2019年8月初め、Kinross Gold社は、N-Mining社（Tretya GGK社の創立者）から283mUS$でChulbatkan鉱床開発プロジェクトを買収する契約に調印したと発表した。同社は2020年初めに取引を完了する予定である。
　契約によると、取引総額のうち約113mUS$が現金、約170mUS$がKinross社の株式で支払われる。また、N-Mining社は、NSR（Net Smelter Return）1.5％に相当する経済的参加の権利、将来鉱物埋蔵量が増加した場合に対価の支払いを受ける権利を持つ。