ロシア：Petropavlovsk社によるElginskoe金鉱床開発プロジェクトの全権益取得を承認

　2019年11月15日付けの地元報道等によると、政府外国投資監視委員会は、Petropavlovsk社（英国に登記）がTEMI社の25％を取得する取引を承認した。売主はキプロスAgestina社である。
　TEMI社は2018年10月から、Amur州のElginskoe鉱床を含むロシア連邦として重要な意義を持つ地下資源鉱区の金探査・採掘ライセンスを所有している。Petropavlovsk社はTEMI社の75％を保有し、残り25％をAgestina社が保有していた。取引承認により、Petropavlovsk社は、Elginskoe鉱床（金埋蔵量2.8百万oz）の金探査・採掘の権益100％を取得することになる。
　Petropavlovsk社は、金生産量でロシアの5大企業に入る。主要資産は、4つの採鉱湿式製錬コンビナート（Pokrovsky鉱山、Pioner、Malomyr、Albyn）が稼働するAmur州に集中している。