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ニュース・フラッシュ

鉱種:
カリウム
2019年12月2日 バンクーバー 武市知子

加:カナディアン・ナショナル鉄道(CNR)社の鉄道運行は再開したものの、ストによる影響は残る

 2019年11月27日付け地元メディアによると、11月19日よりストライキを行っていたカナディアン・ナショナル鉄道(CNR)社の労働組合が経営側と暫定的な合意に達し、11月27日午前6時より鉄道の運行が再開された。影響を受けていた農業や鉱業関係者からは歓迎されているが、CNR社はスト期間中、輸送されなかった貨物に対応するため、影響はしばらく続くことが予想される。
 このため、ストにより在庫を大量に抱えた加Nutrien社は、Rocanvilleカリウム鉱山の操業を予定通り12月2日より2週間停止して550名を一時的に解雇する。カナダ鉱業協会は暫定合意のニュースを歓迎しながらも、滞留在庫の解消には少なくとも1週間かかると見ており、「今回のストによるサプライチェーンの途絶は、信頼できる貿易パートナーというカナダの評判を傷つけた。このような事態は是が非でも避けねばならない」という声明を出している。

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