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豪:WA州Roy Hill鉱山、湿式高磁力磁選プラントで廃滓から高品位な鉄鉱石を生産
2019年11月27日付けの地元メディアによると、豪Hancock Prospecting社が70%の権益を保有するWA州Roy Hill鉄鉱石鉱山は、14か月を費やした湿式高磁力磁選(WHIMS)プラントの建設が完了し、11月中にも第一段階の稼働を開始する。2020年年央にはフル稼働となる見通しだ。同プラントは、これまで廃滓ダムに廃棄されていた超微細Fe粒子をFe 61~64%の高品位鉄鉱石として4~5百万t/年回収し、これによってRoy Hill鉄鉱石鉱山の輸出能力は60百万t/年まで増加すると予想されている。Roy Hill鉄鉱石鉱山におけるWHIMSプラントは、WA州Pilbara地域の鉄鉱石鉱山で初の試みであり、メディアによると、同鉱山に近接するChristmas Creek鉄鉱石鉱山Cloudbreak鉄鉱石鉱山で同プラントと類似する湿式選鉱プラントを操業する豪Fortescue Metals Group社のほか、同地域の鉱山会社に注目されているという。
