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ニュース・フラッシュ

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2019年12月3日 北京 塚田裕之

中国:山西省政府は、使用済み鉛蓄電池に対する集中的回収試験事業を展開

 安泰科によれば、山西省生態環境庁は、「山西省使用済み鉛蓄電池に対する集中的回収及び区域間搬送制度における試験事業の実施計画案」を発表した。その一連の措置を通じて、2020年までに省内使用済み鉛蓄電池の回収率を40%以上とする。
 今回の試験事業は、山西省で登記した分公司で、省外の鉛電池生産企業の中で一定のマーケットシェアを有する省内の鉛電池生産企業、および省内の危険廃棄物経営許可証を保有し、かつ経営項目に使用済み鉛蓄電池事業を含む企業が対象となっている。
 計画案によると、試験事業を行う企業は、鉛蓄電池販売拠点、自動車4S店、整備拠点等回収拠点を設置する。機構、学校、銀行、自動車整備及び住民の日常生活中に生じた使用済み鉛蓄電池を回収し、工業会社、変電所、公共交通機関等から生じた使用済み鉛蓄電池は回収しない。
 試験事業を行う企業は、使用済み鉛蓄電池に対し、回収拠点―集中搬送拠点―利用処理企業という回収搬送処理モデルを設置しなければならない。既存の回収システムを優先的に利用し、集中搬送拠点3か所を設置しなければならない。また、1か所の集中搬送拠点に3か所以上の回収拠点を設置しなければならない。

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