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チリ:Teck Resources社のQuebrada Blanca IIプロジェクト、デモの影響及び遺跡の発見による遅延と投資額減少の予想
2019年12月6日付けの地元メディアによると、Teck Resources社のFraser Phillips上級副社長兼投資家向け広報及び戦略分析担当は、デモ活動はQuebrada Blanca IIプロジェクトのスケジュ-ルとコストに影響を及ぼすと述べている。現在、港から標高4,200mの地点にあるプロジェクト建設現場まで資材を輸送するのに問題が生じている。輸送される資材は、法律で定められた大きさを超えているため、警察による交通整理、誘導を必要とするが、抗議デモにより交通誘導をできる警察官が不足し建設に支障が出ている。また、港建設区域で遺跡が発見されたため、この対応による建設工事の遅れが生じることも予想されている。一方、プロジェクトの投資額は625CLP(チリペソ)/US$で計算され、総額4.7bUS$と見積もられていたが、現在のCLP/US$レートが約30%上がっていることから、当初の額より最高約500mUS$減少する可能性がある。
