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鉱種:
2019年12月10日 バンクーバー 武市知子

米:Rio TintoがKennecott銅鉱山に1.5bUS$を投資

 2019年12月4日付けの地元メディアによると、Rio Tintoは、米Kennecott銅鉱山に1.5bUS$を投資することを発表した。これによりKennecott銅鉱山の操業は2032年まで延長される。今回の投資は、米国において鉱山会社による戦略的鉱物資源プロジェクトへの投資が増えている状況を表している。
 Rio Tintoは鉱体の新たな箇所で採掘を行い、2026年から2032年の間で1百万t弱の銅地金生産を見込むSouth Wall Pushbackプロジェクトを推進しており、今回の投資は同プロジェクトの第2フェーズにおける追加インフラの開発と廃石堆積場の拡張工事に活用される。
 同社のJacques CEOは以下のように語っている。「Kennecott鉱山における銅やその他の重要鉱物の生産を少なくとも2032年まで確実にすることから、これは魅力的な価値の高い低リスク投資である。電気自動車(EV)や再生可能エネルギーの普及により銅需要は大幅に拡大する一方、品位の低下や操業中の鉱山の閉鎖による供給への影響が予想されることから、銅事業の見通しは有望である。」

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