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豪:Manuka Resources社、NSW州Mt Boppy金鉱山のピット内溜水を外部に提供予定
2019年12月9日付けの地元メディアによると、豪Manuka Resources社は2015年から操業を停止しているNSW州Mt Boppy金鉱山のピットに溜まった大量の水を、近隣の第三者に提供する予定である。溜水は、2016年に降った豪雨とピット地下から湧き出る天然水によるものだが、Manuka Resources社が2020年にこのピットで金の採掘を再開する前に除去する必要があるとして、その準備が進められていた。溜水は、Cobar地区における年間水使用量の半分に相当する550百万L超に及ぶ。Manuka Resources社は溜水を蒸発によって除去することも、NSW政府から受けた認可のもとに可能ではある。しかし、同社はこの選択肢は社会的に容認されないものであるとして、飲料水としては十分な品質ではないが農業には適しているこの溜水を近隣の農家や鉱山に販売するとしている。Mt Boppy鉱山に近接するCobar地区では、Peak金鉱山を操業する豪Aurelia Metals社やCSA銅鉱山を操業するGlencoreなどが深刻な水不足に悩まされているが、メディアによると、同鉱山以外の休止あるいは閉山した同州内のその他の鉱山においても同様に溜水の獲得交渉が行われているとされている。
