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セネガル:Barrick Gold社、セネガルのMassawa金プロジェクトを430mUS$で売却
2019年12月11日付のカナダの地元紙によると、加Barrick Gold社はセネガルのMassawa金プロジェクトを最大430mUS$で加Teranga Gold社に売却する。これは生産性の低い資産を削減するというBarrick社の戦略の一環によるもの。2019年初めにRandgold Resources社を6bUS$で買収後、Barrick社は十分な収益が期待できない、もしくは小規模な資産を売却しており、2020年末までの目標売却額の約80%に当たる1.2bUS$の資産を先月1か月だけで売却している。
Massawa金プロジェクトはBarrick社に影響を与える様な大きな資産ではないが、80t以上の金埋蔵量があり、Teranga社にとっては将来的に重要な資産になり得ると考えられている。Teranga社はMassawa金プロジェクトから25kmほど離れた場所に位置する既存のSabodala金コンプレックスに同プロジェクトを組み込み、処理施設の共用を予定している。
Terranga社は約10mUS$を費やして2020年にも同プロジェクトでの生産を開始し、さらに20mUS$を投資して選鉱場の改修を図る。またSabodala鉱山のマインライフは13年から18年に延長予定である。
Barrick社の次なる動きとして考えられているのはザンビアのLumwana銅鉱山の売却で、同社のBristow CEOは、既に関心のある複数の企業から問い合わせを受けていることをインタビューの中で明かした。さらに同社はカナダ国内での事業拡大を検討しており、カナダのジュニア探鉱企業や探鉱プロジェクトの買収を検討しているが実現には至っていない。
