中国：2019年11月銅輸入量は、前月比12.1％増加

　中国税関総署のデータによると、2019年11月の銅輸入量が対前月比12.1％増加となり、活発な国内製造産業動向を受け年間最高レベルに達した。国内11月の未圧延銅及び銅材の輸入量は対前月比12.1％増の483千ｔで、2018年9月以来の最高レベルに達した。2019年1～11月の未圧延銅及び銅材の輸入総量は、対前年同期比8.5％減の4,450千ｔとなった。中国は、世界最大の銅及びアルミニウム消費国である。11月の銅輸入増量加は、国内製造業の動向によるが、中央政府の経済成長策によるものである。中国国内保税倉庫にある銅の在庫量は2019年6月から低減し続けており、11月30日までに245.5千ｔに減少し、2013年6月以降最低値となった。国内11月の銅精鉱輸入量は2,157千ｔで、前月の1,914千ｔと比べ12.7％増加、2018年11月の1,699千ｔより27％増えた。2019年1～11月、国内銅精鉱輸入総量は対前年同期比10.2％増の20,106千ｔであった。2019年11月の未加工アルミニウム及びアルミニウム材の輸出量は45.2ｔで、前月の431千ｔより4.9％増加し、2018年11月と比べ14.7％を増えた。中国における2019年1～11月の未加工アルミニウム及びアルミニウム材の輸出総量は5,253千ｔで、2018年1～11月の輸出総量5,268千ｔと比べ0.3％減少した。