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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト
2019年12月24日 ヨハネスブルグ 原田武

DRコンゴ:ERG社CEO、銅・コバルト生産拠点の進展について語る

 2019年12月6日付けメディアによると、Eurasian Resources Group(ERG)のSobotka CEOが同社のDRコンゴにおける生産アセットについて、次のとおり語った。Metalkol RTR銅・コバルトプロジェクト(Lualaba州)は、2018年から操業を開始し、コバルトの世界第2位の生産者になろうとしている。同プロジェクトは、かつて操業された鉱山の尾鉱からの銅・コバルト回収であり、開発の第2段階が完了すれば、銅105千t/年及びコバルト20千t/年を生産することになり、次の段階では銅120千t/年及びコバルト24千t/年以上に増産する可能性もある。
 S&P Global社によると世界で最もコスト競争力のある銅鉱山とされ、同社が採用している水力採掘法がコストを大幅に削減している。売り上げの多くを占める中国との関係を考える上でも、同プロジェクトの操業は中心的な存在となる。また、Frontier銅鉱山(Lualaba州)は銅量100千t/年以上の銅精鉱を生産する露天掘り鉱山であり、今後10年以上のマインライフがあり、この地域で進行中の製錬所の開発を進める上で重要な役割を果たす。

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