ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 亜鉛
中国:2019年11月、国内亜鉛地金生産量について
安泰科は、国内48社亜鉛製錬所(合計亜鉛生産能力6,260千t)の生産統計状況を調査した。2019年1~11月の亜鉛及び亜鉛合金の総生産は、対前年同期比10.8%増の4,687千tで、そのうち11月の生産量は対前年同月比14.7%増の465千t、10月と比べ1,188t増加した。2019年1~10月の生産量の見直しを行ったが、その生産量は対前年同期比10.3%増の4,222千tであった。2019年11月、河南省及び雲南省にある製錬所2社では定修を実施したが、内モンゴル、陝西、四川省等の一部企業は定修を実施しなかったため、稼働率にはばらつきがみられ、定修を実施した省での減産分を埋め合わせることができた。国内単月の総生産も増え続けている。2019年12月は、これまで定修を実施した製錬所は通常生産に戻り、新たに定修を実施する予定の製錬所はない。2019年の年間生産目標値は達成しており、年末稼働率を引き下げる要因がないため、2019年12月の生産は11月より10千t近く増加する見込みで、総生産は470千tを上回る見込みである。よって、2019年年間亜鉛地金の生産量は前年比530千t増の5,160千tになる予想となっている。
