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ニュース・フラッシュ

鉱種:
レアアース/希土類
2019年12月25日 北京 塚田裕之

中国:四川省経済信息化庁、「2019年レアアース採掘製錬分離総量規制指標に関する通達」を公表

 2019年12月13日、四川省経済信息化庁は、「2019年四川省レアアース採掘、製錬分離総量規制指標に関する通達」を発表した。通達内容は以下のとおり。
 涼山州工業信息化部及び自然資源部は、発表した「2019年度レアアース採掘、製錬分離総量規制指標及びタングステン採掘総量規制指標に関する通達」(工信部聯原「2019」236号)に基づき、2019年度は、同省に配分されたレアアース総量規制指標を38千t(REO、以下同様)、製錬分離総量規制指標を24.43千tとした。
(1)涼山州経済信息化局及び自然資源局は、緊密な協力を行い、情報を共有する。中国工業信息化部、自然資源部の配分に基づき、年間の採掘指標を関連採掘企業に迅速に配分する。中国希有希土株式有限公司の統合プラットフォームである中国アルミ四川希土有限公司に12.5千t、中国南方希土集団有限公司の統合プラットフォームである四川江銅希土有限責任公司(四川金攀西希土集団有限責任公司のメンバー企業を含む)に27.75千tを配分する。また、工業信息化部は、2019年度に2大希土集団を通じて製錬分離総量規制指標を24.43千tとした。その内訳は、中国アルミ四川希土有限公司に8.11千t、四川江銅希土有限責任公司(四川金攀西希土集団有限責任公司のメンバー企業を含む)に16.32千tとし、両社は、迅速に傘下企業へ配分する(四川金攀西希土集団有限責任公司のメンバー企業を含む)。
(2)監督管理の深化を図り、総量規制指標を実行する。涼山州経済信息化局及び自然資源局は、レアアース鉱山、製錬分離企業の生産状況、規制指標の達成状況、鉱産品の販売状況(販売量、販売単価、販売対象)、総量規制状況、内部管理制度の確立と実行状況、報告状況を定期的かつ非定期的に検査し、問題の早期解決を図る。
(3)事実に基づいて統計作業を展開する。レアアース鉱山企業は、毎月2日までに前月のレアアース鉱石の採掘総量実行状況を県自然資源主管部門に報告し、同部門は、毎月4日までに涼山州自然資源局に報告する。涼山州自然資源局は、毎月6日までに自然資源庁に先月のレアアース採掘総量規制実行状況を報告する。

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