ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- リチウム
豪:独BMW、5年間の水酸化リチウム調達契約をGanfeng Lithium社と締結
2020年1月9日付けの地元メディアによると、独BMWは、同社が生産する電気自動車(EV)の第5世代バッテリーに使用する水酸化Liのほぼ全量を、中国のリチウム企業大手Ganfeng Lithium(贛鋒リチウム業)社を通じて豪州の鉱山から調達するための5年契約を同社と締結した。Ganfeng Lithium社は、豪Mineral Resources社と権益保有率各50%で操業するWA州Mt Marion Li鉱山からLi精鉱を調達するほか、同州Pilgangoora Li鉱山を開発する豪Pilbara Minerals社や同州Altura Li鉱山を操業する豪Altura Mining社とLi精鉱のオフテイク契約を結んでいる。BMWのAndreas Wendt役員によると、この契約による取引額は、総額540m€(約872.8mA$)相当と予測されている。また同役員は、BMWが2023年までに電動型の自動車モデルを25種にまで増やし、そのうちの半数以上を完全電動型モデルとすることを計画しており、2025年までにはリチウムの需要量が現在の約7倍になることが予想されるとも述べた。BMWは2019~2021年の間にEVの販売台数を2倍に増やすことを目標としている。
