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- リチウム
豪:Galaxy Resources社、2019年のリチウム精鉱輸出量が前年比26%減に
2020年1月10日付の地元メディアによると、WA州Mt Cattlin Li鉱山を操業する、豪Galaxy Resources社の2019年における同州Esperance港からのLi精鉱輸出量は、118千t以下と前年の159千tから約26%減となった。2019年10~12月四半期の輸出量は29,778tと目標値の30~45千tを下回り、このうち15千tは顧客からの要望により2020年1~3月四半期に輸出が先送りされている。輸出量の減少は主に、Galaxy社のLi輸出先である中国で、電気自動車(EV)の購入に対する助成金枠の減額によってEVの需要が低迷したことにより、EV用バッテリーに使用されるリチウムなどの需要も低下したためとされている。一方、同社による同四半期のLi精鉱生産量は目標値35~45千tに対し、43,222tとなった。Galaxy社のこのような業績は、2018年初頭から始まったリチウム価格の暴落によって大打撃を受けている豪州のリチウム生産企業の中では最も堅調な部類に入るとメディアは報じている。
