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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2020年1月20日 北京 塚田裕之

中国:中国五鉱集団有限公司、海南でRio Tintoと探査合弁会社を設立

 安泰科によれば、中国五鉱集団有限公司は、Rio Tintoと探査合弁会社を共同設立し、2019年12月30日に海南省三亜で開業式を行った。本合弁会社は、五鉱Rio探査有限責任公司と称される。
 同社の工商登記は2019年8月23日に手続きを終え、三亜市オリジナリティー産業団地を登録地としており、登録資本金は2億元である。同社の株主は、五鉱探査開発有限公司とRio鉱産開発有限公司となっており、それぞれ50%の権益を保有している。市場監督管理局での登記情報によると、同社は、主に銅(随伴共生している金銀を含む)、鉛、亜鉛等資源に対する探査開発事業、鉱業権の取得や管理事業等を行う。
 中国五鉱集団有限公司とRio Tinto間の探査協力事業は、2017年3月に公表された。2017年6月、両社は、中国国内または国外で鉱業探査に関わる協力可能な事業展開について合意、協定を結び、その原則及び枠組を定めた。2017年11月、両社は技術協力協定を締結し、Rio Tintoは2018年6月に中国五鉱集団有限公司と合弁会社の設立について合意し、中国国内で鉱石を開発する予定としていた。
 Rio Tintoによると、当該合弁会社は2億元の資金を保有、設置後6か月以内に、両社がそれぞれ3,500万元を投入する予定。中国五鉱集団有限公司の公式サイトによると、2019年5月18日、中国五鉱集団有限公司は、三亜市人民政府と戦略的協力協議を締結し、三亜市で五鉱Rio探査公司の設立準備作業を展開し、会社の登録及び外資会社の登記等関連作業を終えた。今回、本合弁会社が三亜市に設置されることによって、三亜市政府との協力をより深め、協力分野をより広げられる。特に資源探査、海洋探査採掘技術における研究開発、インフラ設備の建設及び公共工事等分野でより多くの発展チャンスを築く。

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