閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石
2020年1月21日 リマ 栗原健一

ペルー:Marcona鉄鉱山、低品位鉱石活用に78mUS$の投資を計画

 2020年1月8日付け地元紙によると、Shougang Hierro Peru社は、ズリ堆積場「Cancha43」の低品位鉱石の活用を目的として、78mUS$を投資する計画を明らかにした。同社によれば、本エリアは古いズリ堆積場であり、これまでは低品位で経済性価値は低いと考えられてきたが、市況の変化により活用する価値が出てきたと説明、2019年12月にエネルギー鉱山省(MINEM)に対し破砕プラントや送電、キャンプ地などの生産設備導入を目的とした技術根拠報告書を提出した旨明らかにした。本エリアでは年間5.4百万tの破砕処理を行い、操業期間は4.7年の見通しが示されている。
 Shougang Hierro Peru社のLa Torre副社長は、2020年の鉄価格について、2019年よりも荒い動きとなるものの、予測レンジで推移するとの見方を示したほか、Marcona鉄鉱山全体としては2020年に17百万tの鉄精鉱を生産する計画であるとコメントした。

ページトップへ