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ニュース・フラッシュ

鉱種:
PGM(白金族)
2020年1月21日 ヨハネスブルグ 原田武

南ア:Sibanye-Stillwater社、Marikana白金族鉱山における4,775人のリストラで合意

 2020年1月16日付けメディアによると、南ア・米Sibanye-Stillwater社は、南アMarikana白金族鉱山のリストラを4,775人とすることで関係者との合意がなされた。2019年9月に協議を開始した時点では、最大5,270人がリストラの対象となる予定であったが、利害関係者との協議の結果、一部シャフトを維持し、当初よりも少ない削減になった。自主退職手当を選択した1,612人、強制的な削減1,142人、契約社員の解雇1,709人、残りは定年退職等による自然減からなる。同社は、南アに白金族鉱山及び金鉱山を有し、8万人以上を雇用しており、うち白金族鉱山には4万5千人(今回の削減後)、Marikana鉱山には2万2千人を雇用している。また同社によると、パラジウムとロジウム価格に牽引され、白金族マーケット価格は改善しているが、Lonmin社から引き継いだ高コストのMarikana鉱山を再構築することで、同鉱山を将来の価格下落に対応できるようにした。

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