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2020年1月22日 金属企画部 畝井杏菜

韓国:韓国鉱物資源公社(KORES)、国内鉱山の近代化・安全強化支援を推進

 2020年1月21日付け現地報道によると、韓国鉱物資源公社(KORES)は、国内鉱山会社の生産性及び安全性向上のため、近代化・安全強化支援として95.1bKRW(韓国・ウォン:約90億円)を拠出する。内訳は、鉱山生産量の確保を目的とした鉱山設備の近代化に2.9bKRW、国内探鉱・調査支援に3.2bKRW、国内にある60鉱山の安全性評価や安全設備導入に係る支援に6.5bKRW、その他安全教育や鉱山災害要望などに係る支援に充てられ、融資資金として活用する。融資金利は平均0.25%/年に設定する。
 国内鉱山の設備老朽化などに対し、情報通信技術導入によるスマートマイニング化が優先事項に掲げられているところ、本支援プログラムでは新設企業または中小企業を優遇し、また申請に係る手続きも簡素化するなど積極的な制度利用を推進している。
 KORES関係者は、「2020年は第3次鉱業基本計画(2020~2029年)が施行される年度であり、物価上昇や規制強化、資源価格安などの三重苦を乗り越えて国内鉱業の競争力改善を図りたい」と述べた。

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