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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年1月22日 北京 塚田裕之

中国:2019年12月銅カソード生産状況

 安泰科によると、2019年12月のモデル企業22社の銅カソード生産量は、対前年同月比4.0%増の76.0万t、対前月比3.5%増加した(修正後の11月生産量は73.4万t)。同月における国内製錬所は点検計画の実施予定がなかったため、銅カソードの生産量に対する影響は少なかった。年末になると年間生産計画を達成するため、一部の企業は生産を増加させる他、さらに新規生産能力も稼働させることによって生産量を増加させた。2019年モデル企業の合計年間生産量は、対前年比6.8%増の853.7万tである。企業別に見ると、中国銅業有限公司傘下の東南銅業公司や赤峰雲南銅業の生産が拡大し、最も生産量を増加した。江西銅業、銅陵、金川、大冶、紫金等大中規模企業の生産量は安定的かつ増加している。だが、国内一部企業の生産量には減少も見られた。例えば、山東省の一部大手銅製錬企業は2019年は点検に力を入れているため減少しているほか、中条山及び白銀有色等製錬所は、技術改善・高度化により生産量も減少傾向にある。

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