チリ：Anglo American、2019年第4四半期の大規模な干ばつの影響でLos Bronces銅鉱山の生産量が28％減

　Anglo American、2020年1月23日付け地元紙は、チリにおける大規模な干ばつの影響でAnglo American・Los Bronces銅鉱山の生産量に影響が出ていると報じている。
　同社によると、2019年第4四半期のLos Bronces銅鉱山における銅生産量は前年同期比28％減の71,700t、プラントにおける鉱石処理量は前年同期比44％減の7百万tであった。この原因は、チリ中部において過去10年に前例のないほど最悪の干ばつによる水不足に見舞われたためだとしている。
　一方、同社のCollahuasi銅鉱山における2019年第4四半期の銅生産量は4％増の72,200tとなった。同社は、銅品位が1.28％から1.25％に低下したものの選鉱プラント修繕により生産量が増加したとしている。
　同社の2019年通年の銅生産量は638千tであり、前年（668.3千t）から5％減少となった。2020年通年の生産量は620～670千tとほぼ横ばいが見込まれている。