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- 鉱種:
- レアアース/希土類
豪:Lynas社、米国へのレアアース輸出の可能性を受け、WA州選鉱施設の建設・拡大を検討
2020年1月28日付けの地元メディアによると、豪Lynas社は米国防総省が実施するレアアース分離施設建設の入札に参加したことを明らかにし、同社がこれを落札すれば、WA州Mt Weldレアアース鉱山で生産するレアアース鉱石を米国に輸出する可能性があるため、現在、同社がマレーシアで行うレアアース選鉱事業をWA州に移転させることを検討中であるとした。Lynas社は、マレーシアのレアアース選鉱施設における操業ライセンスの6か月延長を2019年8月にマレーシア政府から認可された際、マレーシアにおける鉱石粉砕・浸出の操業から4年以内に撤退するといった条件を同政府から提示されたことを背景に、WA州Kalgoorlieで同社が建設を予定する選鉱施設にこれらの操業を移転する準備を既に進めている。同社のAmanda Lacaze CEOは「我が社はマレーシアのレアアース選鉱施設のいかなる部門も閉鎖することには乗り気でないが、米国にレアアースを輸出するとなれば、マレーシアの選鉱事業をWA州に移転することは理にかなっている。」とコメントした。
