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2020年1月30日 シドニー Whatmore康子

豪:Rio Tintoが納入業者に支払いの前倒しと引き換えに値引きを要求、豪州競争消費者委員会の調査対象に

 2020年1月28日付の地元メディアによると、Rio Tintoは、同社への納入業者が30日後と定められている支払い期限日を早めた支払いを希望する場合、同社は請求額から最大2%の値引きが可能となる決済システムを採用しているとして、豪州競争消費者委員会(ACCC)の調査対象となっている。このシステムは「dynamic discounting scheme」と呼ばれるもので、Rio Tintoが世界の納入業者への支払い処理をインドの支払いセンターに集中した際に請求書の処理が滞り苦情が殺到したことを受け、米国の金融サービス企業Taulia社に依頼して開発・導入したオンラインプラットフォームで実行されるものだが、ACCCはこれが豪州の消費者法の下、不公平規約または非良心的規約に相当するのではないかとして調査に踏み切った。メディアは、Rio Tintoの豪州における約1万社の納入業者の全てが、このシステムによる最大2%の値引きに応じた場合、同社は年間で最高200mA$の支払額を削減することが可能となると報じている。

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