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DRコンゴ:国による零細採掘者のコバルト鉱石買取り制度を創設
2020年1月30日付けメディアによると、DRコンゴ政府は、零細採掘によるコバルト生産物の独占的な買取り制度を創設した。DRコンゴは世界のコバルト生産の70%以上を占めており、その4分の1ほどが零細採掘に起因している。同国政府は政令を施行し、この買取り制度を運用し、世界のコバルト市場における同国の立場を強める狙いがある。本政令によると、国営鉱山企業Gecaminesが、認可された零細採掘者から鉱石を買い取り、精鉱や水酸化コバルトに加工して販売することを想定している。現時点ではGecaminesは十分な加工処理能力を持たず、民間企業への業務委託も想定されている。また、同時に別の政令で、児童労働を取り締まる機関が創設され、零細採掘者に証明書の発行を行うことが規定されているが、この機関はまだ機能していない。
