ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- 鉛 ニッケル マンガン
インドネシア:国内新規製錬所の建設進捗に遅れ、2019年は1か所のみ稼働開始
2020年1月13日付け地元メディアによると、インドネシア鉱物加工精製協会(AP3I)Jonatan Handojo副会長が国内新規製錬所建設の進捗に遅れが出ていると述べた。エネルギー鉱物資源省によると、2019年中に3か所の稼働開始が予定されていたが、実際に稼働開始となったのはPT Wanatiara Persadaの北Maluku州南Halmahera県のフェロニッケル製錬所1か所のみである。同副会長は建設遅延の原因として、建設資金難及び政府の監督の甘さを挙げた。
一方、エネルギー鉱物資源省は、2019年に稼働開始が予定されていた残り2か所(PT Antamの北Maluku州東Halmahera県のフェロニッケル製錬所、PT Kapuas Prima Coalの中部Kalimantan州西Kotawaringin県の鉛製錬所)も建設は完了しているが、それぞれ電力供給未整備、関連法令の制定が遅れたために稼働できなかったとし、いずれも2020年には稼働開始となる見込みと述べている。また、その他複数のニッケル銑鉄製錬所、またマンガン製錬所(豪Gulf Manganese 社Kupang製錬所)も2020年に稼働開始予定である。
