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ロシア:コミ共和国にPizhemskoeチタン鉱床をベースとする国家鉱業クラスター創設へ
2020年1月15日付けの地元報道等によると、コミ共和国にPizhemskoeチタン鉱床をベースとする国家鉱業クラスターが創設される。同クラスターにおいて採鉱・選鉱・化学産業分野の組織・企業を統合し、国内外市場における競争力を高め、高品質製品の統一生産チェーンを構築する。
2020年1月初め、ロシア産業家企業家連盟の軍産複合体委員会会議において、Pizhemskoe鉱床開発のロードマップ作成に向けた合同ワーキンググループの設置、チタン精鉱、二酸化チタン製品・石英製品のロシア初の大規模生産を立ち上げるプロジェクトへのAtomredmetzoloto(Rosatom社の鉱業部門)の参加が決定された。
Pizhemskoeチタン鉱床のVerkhnepizhemskyライセンス鉱区は、チタン鉱石と珪砂の資源量(チタン鉱石24億t、珪砂11億t)では世界最大であり、随伴鉱物も多様で、レアアースやIchetyu砂鉱床の金、ダイヤモンドを含む。
2011年にKPMG社がPizhemskoe鉱床開発及び同鉱床をベースとする垂直統合型化学冶金施設建設の事業計画を作成しており、インフラ建設費見積は1.37bUS$、チタン鉱石年産能力は3百万tとなっている。
