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ロシア:Kinross Gold社、2020年はChulbatkan金鉱床の探査に約10mUS$投資
2020年1月16日付けの地元報道等によると、加Kinross Gold社は2020年にChulbatkan金鉱床(ハバロフスク地方)の試掘に約10mUS$を投じ、2023年までに同鉱床の鉱物資源量の算出を鉱石埋蔵量で算出する。現在、金の概測鉱物資源量は3.9百万oz、予測鉱物資源量は80千ozであるが、ライセンスエリア(約120km2)周辺域には追加探査が必要な有望鉱床が多数存在する。Chulbatkan鉱床は、工業化されたPolina Osipenko地区に位置し、開発ライセンスの有効期限は2037年末である。
同社は2020年1月でN-Mining社からのChulbatkan鉱床買収(283mUS$)を完了し、現在の鉱物資源基盤の補填を主目的とする包括的な試掘計画を開始した。今後3年間で、概測鉱物資源量で算出していたものを推定鉱物埋蔵量で算出、プロジェクトのプレFS及びFSの作成を行い、その後2年間での施設建設を予定している。
Kinross社のPaul Rollinson社長兼CEOは、「Chulbatkan金鉱床は、有望で比較的リスクの低い探査プロジェクトであり、鉱物資源基盤増加のポテンシャルは非常に大きい。寒冷気候下でのヒープリーチングという当社の経験(米国AK州のFort Knox鉱山において類似の条件下で操業)を有効活用できるため、この買収は当社資産と調和するものである。」としている。
