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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2020年2月6日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Talnakh選鉱プラント、世界最大のニッケル硫化鉱選鉱施設に

 2020年1月24日付けの地元報道等によると、クラスノヤルスク地方のTalnakh選鉱プラント(Norilsk Nickel社傘下)は、鉱石年間処理能力1千万tから1.8千万tへの拡大に向けた第3フェーズを開始した。第3フェーズの操業開始は2023年第1四半期を予定しており、Talnakh選鉱プラントは世界最大のニッケル硫化鉱選鉱施設となる。
 同プラントの第1フェーズは2015年12月、第2フェーズは2016年に操業を開始した。2017年には近代化により鉱石年間処理能力が7百万tから10百万tに拡大し、尾鉱の金属損失が低減したほか、バルク精鉱へのニッケル及び銅の回収率、ニッケル・磁硫鉄鉱精鉱及び銅精鉱の品位が計画値に達した。今後、第3フェーズにより、鉱石年間処理量は1.8百万tに拡大する。既にTalnakh及びOktyabrskoe鉱床の難処理の斑岩銅鉱石の選鉱実験が終了しており、これらの鉱石が8百万tの増加を可能にする。

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