閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2020年2月13日 サンティアゴ 椛島太郎

チリ:BHP、Escondida銅鉱山がアンデス高地帯水層からの採水を止め、全量海水利用に

 2020年2月4日付けでBHPは、Escondida銅鉱山がMonturaqui盆地の地下水を採水するための環境認可手続きを中止したことを発表した。同鉱山は、認可が失効した2019年12月31日まで同盆地から約1,400L/秒で地下水を採水しており、2020年から最大428L/秒で採水するための環境認可手続きを開始していたが、海水の淡水化プラント増強完了により、この必要がなくなった。2006年に525L/秒の処理能力を有する淡水化プラントを立ち上げ、2017年に同能力2,500L/秒のプラントを新設し、Punta Negra塩湖からの採水を停止、2019年末に同能力を3,800L/秒に拡張するプロジェクトを完了した。BHPは、2030年までにアンデス高地帯水層からの採水を止めるとのコミットメントを出していたが、これを10年早く達成した。

ページトップへ