豪：Evolution Mining社、NSW州Cowal金鉱山の操業における地表水利用をやめる意向

　2020年2月13日付けの地元メディアによると、豪Evolution Mining社は、同社がNSW州で操業するCowal Au鉱山の操業においては今後、地下水の利用やパイプラインの開発などによって河川などの地表水の利用をやめるとしている。NSW州は過去2年間深刻な干ばつが続いており、同州で操業を行う鉱山企業はこれが続くようであれば減産に踏み切らざるを得ないといったリスクに晒されている。Evolution Mining社のJake Klein会長は、Cowal鉱山が干ばつによって操業一時停止となる可能性は否定したものの、2020年2月5日より同鉱山の近郊で1週間降り続いた雨も操業には十分な量でなかったとし、「我が社は現在、Cowal鉱山において地下水汲み上げなどのインフラやパイプラインに投資を行っており、同鉱山で使用される水の内、地表水が占める割合が20％に削減された。今後はこの割合をゼロとすることを目標としている。」と述べた。