ペルー：ペルー・エクアドル両政府、国境エリアの違法鉱業対策に係る会合を実施

　エネルギー鉱山省によると2020年2月20日、エクアドルQuitoにおいてペルー・エクアドル違法鉱業撲滅合同委員会の第1回会合が実施された。本委員会は、ペルーのPomareda外務副大臣とエクアドルのEspinosa外務副大臣を筆頭に、ペルー政府からはエネルギー鉱山省、防衛省、内務省、水資源庁の代表なども参加した。
　本会合に出席したペルーのCauti鉱山副大臣は、両国の国境エリアにおける違法鉱業の現状や、ペルー北部のTumbes州、Piura州、Cajamarca州、Amazonas州に対する影響などについて詳細な説明を行ったほか、特にAmazonas州Condorcanqui郡のCondor山脈において、多セクターの連携による持続的な活動が必要であるとの考えを示した。
　さらに本会合では、先の2019年10月のペルー・エクアドル合同閣議において承認された、治安、社会、経済、環境への重大な損害をもたらす違法鉱業と、違法鉱業に伴う犯罪への対策における協力関係の強化が再確認されたほか、2020年度のアクションプランが承認された。