加：天然ガスパイプラインの建設反対活動により鉄道インフラが麻痺、鉱山会社に影響

　BC州北部のCoastal Gaslink天然ガスパイプラインの建設に反対するファースト・ネーションWet’suwet’en Nationの支持派が2月6日より線路を封鎖したため、カナダ東部ではカナディアン・ナショナル鉄道が、カナダ全域でほぼ全てのVIA鉄道の運行が2月14日よりストップしている。カナダの交通網は麻痺して輸送が滞っていることから、国内の鉱山会社は減産措置を講じている。
　すでにトラック輸送に切り替えているセクターもあるが、大量の農作物や鉱物は列車が唯一の市場への輸送手段となる。カナダ鉱業協会のBrendan Marshall氏は「カナダ国内の鉱山会社と話したが、鉄道が運転を休止する前に、すでに在庫スペースに余裕がないため減産を開始した企業もある。」とした。