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スイス:Glencore、Scope 3の排出量が2035年までに約30%減少すると予測
2020年2月18日付けのプレスリリースによると、Glencoreは2019年2月に公表した低炭素経済へのさらなるコミットメントを更新し、Scope 3の排出量予測を初公表した。
パリ協定に基づく一貫した戦略・方針として、2035年までにScope 3の総排出量が約30%減少すると予測した。これは長期にわたり石油及び石炭資源が枯渇していくことを踏まえたものである。同社の2019年の設備投資は、アフリカでの銅とコバルト、カナダでのニッケルプロジェクトなど、エネルギー転換向けのものに重点を置いていた。
また、Scope 1及び2の、2020年までに少なくとも2016年比5%排出原単位を削減するという当初の温室効果ガス削減目標に対し、これのほぼ2倍となる約10%削減を達成すべく進めている。Scope 1と2の新しい長期目標は、2020年内に発表する予定。
さらに、年次報告では、気候変動関連財務情報開示(Task Force on Climate-related Financial Disclosure、TCFD)の推奨事項を引き続き実施する。同社のパフォーマンスの詳細は、2020年2月下旬に公表する2019年版年次報告で発表する予定。気候変動を運用計画に取り入れており、最近は鉱滓ダムのプロトコルも取り入れている。
