インドネシア：PTFI・Grasberg銅金鉱山の生産見通し

　2020年2月20日付け地元メディアによると、PTFI（PT Freeport Indonesia）のTony Wenas社長は2月19日、Papua州Grasberg銅金鉱山においては露天採掘が2019年内に終掘し、現在は坑内採掘への移行時期にあたり、2020年は通常の50％程度の生産にとどまるであろう、と述べた。今後の見通しとしては、2021年は通常の75～80％程度、2022年には予定している通常の精鉱生産量2百万t/年になるであろうと説明した。
　また、同社が東Java州Gresik・Java統合工業港湾団地（JIIPE）において進めている新規銅製錬所建設について、最新情報によると2020年8月には建設工事を開始する予定とのこと。なお、Barrick Gold社が関心を示していた同鉱山のFreeport MacMoRan社権益（48.77％）の買収に対し、Freeport社は2月25日に興味が無いとして謝絶した。