豪：QLD州政府、新興テクノロジーで多く利用される金属・鉱物の探鉱イニシアティブで965kA$を拠出

　2020年2月27日付の地元メディアによると、QLD州政府は2019/20年度～2023/24年度の5年間に渡り実施する総助成金枠13.8mA$のNew Economy Minerals Initiativeにおいて、今月7件のプロジェクトに総額965kA$を拠出した。同イニシアティブは、探鉱イニシアティブCollaborative Exploration Initiative における助成金の第3ラウンドとして行われるもので、電気自動車や再生可能エネルギーなどの新興テクノロジーで多く利用される、ボーキサイト、Co、Ni、Znなどの金属・鉱物の探鉱プロジェクト1件につき上限200kA$の助成金を付与する。QLD州Anthony Lynham鉱山大臣によると、今ラウンドに応募したプロジェクト数は61件と、これまでで最も多かったという。助成金を得たプロジェクトには、豪Chinova Resources社がCloncurryの南で実施する土壌サンプル調査、豪Mulga Minerals社がMt. IsaとCloncurryの間のレアアースアノマリーで実施する掘削調査などがあり、これらのプロジェクトで得られたデータは2021年1月からQLD州政府の地質データベースを通して無料で入手可能となる。