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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2020年3月6日 ジャカルタ 南博志

インドネシア:PTVI、ニッケル製錬所建設2件は2020年末の投資決定へ

 2020年2月29日付地元メディアによると、PT Vale Indonesia(PTVI)のBernardus Irmanto取締役は2月27日、同社が中部Sulawesi州Morowali県Bahodopi及び南東Sulawesi州Kolaka県Pomalaaで進めているニッケル製錬所開発2件について、依然として技術的要素、ライセンス関係、文書整備等の投資決定に必要な要件がいくつか満たされていないため、2020年はこれら要件の完了に注力するとし、2020年末の最終投資決定を目標とすることを明らかにした。これら製錬所では、同社が従来Sorowakoの製錬所で生産してきたステンレス鋼向けのニッケルマットとは異なり、電気自動車のバッテリー向けの高品位材料を生産する計画である。なお、2月12日付地元メディアによると、Bahodopiの案件については未だ戦略的パートナーが決定していない。
 また、同社の国営鉱業持株会社PT Inalumへの20%株式譲渡手続きは、2020年9月までに完了する予定であり、これも2020年の同社の注目点の一つである。

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