チリ：CODELCO、2020年の投資額3.65bUS$を承認

　2020年3月11日付け地元メディアによると、CODELCOの役員会は2020年の投資額として3.65 bUS$を承認したと報じた。この額は、過去2年間の投資額(2019年3.63 bUS$、2018年3.55 bUS$)を上回る。内訳は、大型開発プロジェクト1.617 bUS$、継続中プロジェクト1.812 bUS$、探鉱・技術革新プロジェクト0.221 bUS$である。一方、同社の執行委員会は、Rajo Incaプロジェクト、Chuquicamata坑内採掘プロジェクトの継続、Diamante/Andesitaプロジェクトに関して、2020年中のCODELCO役員会による投資承認を待っていると報じている。Rajo Incaプロジェクトは、2月28日に環境審議会（RCA）の承認を得ており、1.3 bUS$の投資によりSalvador地区の40年の延命、生産量3割増が期待されている。Chuquicamata坑内採掘プロジェクトの継続は、第1レベルの追加工事と第2レベルの初期工事の開始が計画されており、投資額は0.86 bUS$である。Diamante/AndesitaプロジェクトはEl Teniente地区の50年の延命に寄与し、1.26 bUS$の投資が予定されている。