南ア：Sibanye-Stillwater社、Amplatsとの間で代替の精錬について大枠合意

　2020年3月17日付け南アSibanye-Stillwater社（Sibanye)の発表によると、先のAnglo Platinum社（Amplats）の精錬所事故による不可抗力宣言を受けて、代替のPGM精錬プロセスに関して、両者で大枠の合意に至った。SibanyeがAmplats社に売鉱や委託していた精錬処理を、Sibanye傘下のMarikana鉱山の処理施設（Brakpan精錬所）の予備容量にて処理することになる。Amplatsの事故の前には、SibanyeのRustenburg鉱山からの精鉱は受託加工（toll processing）契約のもとでAmplatsにて製錬・精錬され、Kroondal鉱山とPlatinum Mile鉱山の精鉱についてもAmplatsの施設への売鉱契約が結ばれている。これらのPGM精鉱の精錬を、一時的にMarikana精錬所で行うことで契約上の調整がなされた。SibanyeのNeal Froneman CEOは、この調整によって、Amplatsの不可抗力宣言による南アPGM生産への影響を軽減できるとした。