PNG：地元活動家やカトリック・業界団体、Solwara 1プロジェクトに関する海底採掘権と環境認可を取り消すようPNG政府に要請

　2020年3月17日付のメディアによると、地元活動家やカトリック・業界団体は一丸となって、破産した加Nautilus Minerals社の現地子会社 Nautilus Minerals Niugini社が保有するSolwara 1海底熱水鉱床開発プロジェクトに関する採掘権や環境認可を取り消すよう、PNG政府に要請した。この要請は、活動家グループAlliance of Solwara WarriorsのJonathan Mesulam氏が主導し、カトリックやコーヒー業界団体、慈善団体などが参加している。Mesulam氏はSolwara 1プロジェクトについて「Nautilus Minerals社が採掘権を付与された2011年以来、何の採掘活動も行われていないうえ、多くの論議と批判の的となっている」と述べ、PNGの政府機関Mineral Resources Authorityが同プロジェクトの失敗を2020年1月24日に公言したにも関わらず、同社が鉱業権を保有し続けていることは疑問であり、PNG政府はこの採掘権を取り消すべきであるとしている。