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豪・PNG:Fly-in Fly-out勤務体制、COVID-19の流行により存続の危機か
2020年3月23日付の地元メディアによると、豪州の鉱山において42,000人が従事すると推測されるFly-in Fly-out(FIFO)の勤務体制は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によってその存続が危ぶまれている。FIFOは、従業員が混み合うチャーター便や商用機で移動したり、鉱山における閉鎖的な場所に建てられた宿泊施設で寝泊まりし、食事はビュッフェ式の食堂で取るという生活スタイルが典型的であることから、COVID-19が流行する現在、問題視されている。豪Newcrest Mining社は、PNGで操業するLihir金鉱山に、豪州からFIFOで従業員を派遣することをCOVID-19の流行を理由に停止すると発表しており、FIFOによる勤務体制を停止する豪州の鉱業企業としては初の例となった。一方、BHPはWA州Newman鉄鉱石鉱山にある400軒近くの空き施設にFIFO労働者を今後宿泊させるかについて、明言を避けている。
