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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2020年3月27日 モスクワ 秋月悠也

ロシア:Norilsk Nickel社、Kola MMC社の設備更新に2.6bRUB投資へ

 2020年3月17日付の地元報道等によると、Kola MMC社(Norilsk Nickel社傘下)は、2020年に3,300点以上の新規機械・設備を導入する。
 Norilsk Nickel社による設備更新投資は2.6bRUBとなる。計画の対象はKola MMC社の全主要事業部門である。新規機械の主な設置先の一つはSeverny鉱山で、ダンプトラック、ブーム式掘削機、ロータリー式掘削機の購入が予定されている。ニッケル電解プラントにはアノードセル、新規ポリマーコンクリート槽、プラントの全処理過程用の多数のポンプユニットが納入される。約30mRUBが既存施設における従業員用のポータブルガスモニター購入に充てられる。精錬プラントの硫酸部門では旧式化した設備の交換作業が大々的に行われる。設備の購入総額は約48mRUBとなる。
 生産施設の再装備は、Norilsk Nickel社の優先課題の一つである。同社は、体系的な設備更新により、生産性のみならず生産工程の安全性も向上させる。
 Kola MMC社(ムルマンスク州)は、Norilsk Nickel社のニッケル精錬の中心である。Severonickel及びPechenganickelの両コンビナートをベースに設立され、硫化銅ニッケル鉱石の採掘と非鉄金属の生産を行う総合採鉱製錬施設である。

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