加・南ア・コロンビア：Glencore、新型コロナウイルス感染症により複数の事業を一時停止

　2020年3月26日付けのプレスリリースによると、スイス・Glencoreは新型コロナウイルス感染症により、同社の大規模事業には大きな影響はないものの、いくつかの小規模事業については制限又は一時停止した。
　加QC州政府が不要不急な事業の一時閉鎖を命じたことを受け、同社のQC州におけるRaglanニッケルプロジェクトとMatagami亜鉛プロジェクトは今後3週間メンテナンスに入る。また、コロンビア政府が3月25日から19日間の隔離を命じたことを受け、鉱業は除外されているものの、安全の確保が困難になったため、同社のProdeco石炭プロジェクトもメンテナンス作業に移行した。
　南アでは3月26日から21日間のロックダウンに従い、合金鉄関連事業の操業（クロム、バナジウム）を3月26日から保守管理に移行する。同社の石炭事業は電力公社Eskomへの供給を継続するが、輸出用の石炭に関連する操業については、鉱物資源省の許可が必要となる。